今回はセンター調剤薬局の田島が担当いたします。
寒さもだんだん厳しくなってきましたね。みなさまいかがお過ごしでしょうか?
さて冬は1年のうちで最も湿度が低く、空気が乾燥する季節。室内でも暖房器具によって空気は乾燥しがちですね。
空気が乾燥していると、肌のから水分が失われやすく、乾燥状態となってしまいます。
健康な皮膚は皮脂膜や角層が整っており、外部刺激から守るバリア機能が働いています。
しかし、乾燥した皮膚はバリア機能がうまく働かず、外部刺激が侵入しやすい状態になっています。
外部刺激により、かゆみや湿疹などの症状が出てきてしまうためバリア機能を手助けするスキンケアが大切です。
スキンケアは保湿はもちろん入浴法の工夫、質の良い睡眠やバランスの良い食事も大切です。今回は保湿と入浴法の2つについて簡単に紹介していきますね♪
保湿について
保湿剤の剤形には軟膏、クリーム、ローション、フォームなどさまざまな種類があります。
季節や時間帯、塗る場所に応じて、使いやすい剤形を選びましょう。
軟膏→ 皮膚への刺激が他の剤形と比べて少なく、皮膚を保護する力が強い。
塗った部分がテカったりベタベタしたりすることがある。
クリーム→ 軟膏と比べてベタつき、テカリが少なく、衣服から出ている部分にも使いやすい。
皮膚を保護する力は軟膏とローションの中間程度。
ローション→ さっぱりした使い心地でベタつかないため、衣服から出ている部分にも使いやすい。
広い範囲や、髪の毛のある頭皮に使う場合も塗りやすい。
フォーム→ 泡となって出てくるため、広い範囲に素早く塗ることができる。
さっぱりとした使い心地でベタつかない。
夏はさっぱりとして使い心地が良いフォームやローション、冬は皮膚を保護する働きに優れた軟膏やクリームなど、季節や症状に合わせて選ぶと良いでしょう。
また朝の忙しい時間帯や背中のどの塗布範囲が広いところは、塗り広げやすく短時間で塗ることができるフォームやローション、時間に余裕があるときは軟膏やクリームを選ぶと良いでしょう。
当店はユースキン、ユースキンI、メンソレータムADの3種類の保湿剤を取り揃えています。
☆ユースキン(指定医薬部外品)
ひび・あかぎれ・しもやけ、手荒れに効果的なビタミン B2 配合の黄色いクリーム。
保湿効果が高く、スッとする香りがします。
☆ユースキンIアイ(第3類医薬品)
痒み止め成分と殺菌成分が配合されており、しっしんや皮ふ炎,かぶれ,ただれなどの悪化を防ぎます。清涼成分無配合でしみない処方になっており、ふわっと肌になじんで、ベタつきの少ない使用感です。
☆メンソレータムAD(第2類医薬品)
3つの痒み止め成分が配合されており、かかずにいられないしつこいかゆみをすばやくしずめます。スッとする香りとベタつきの少ないしっとりとした使用感です。
ご希望の商品がございましたら取り寄せることも可能なので、是非ご相談ください♪
入浴法について
1日の疲れを癒し、リラックスできるお風呂。しかし、乾燥肌の方はお風呂の入り方しだいで、肌をさらに乾燥させてしまう可能性があります。乾燥肌の方に実践していただきたい入浴方法のポイントを簡単に紹介します。
☆お風呂のお湯は40度以下と少しぬるめに設定し、20分以内の短め入浴にする。
☆刺激が少ない固形石鹸を使用する。
☆優しく丁寧に洗う。
☆保湿成分配合の入浴剤を使用する。
☆入浴後は5分以内に保湿する。
また、当店では「バリアケア」という保湿スキンケア商品の取り扱いも行なっております。
「バリアケア」は香川県の勇心酒造が醸造発酵技術により開発した、
お米由来の独自の成分(ライスパワーエキス)を使用したスキンケア商品です。
ライスパワーエキス自体は化粧品等ですでに実用化されているされている成分で、
肌のバリア機能を保ちながら、皮膚の清浄や保湿を行い、肌本来の力をよみがえらせるスキンケア効果があります。
お肌に塗布する保湿剤の他に、お肌をやさしく清浄化する石鹸や、お風呂に入れることで肌を清浄・保湿し、温浴効果を高める入浴剤等のラインナップがあります。
特に入浴剤は介護をされているご家族の負担軽減にお役立ていただいている例もあり、これからの季節にはおススメです♪
サンプル配布も行なっておりますので、詳しく知りたい方、気になる方は是非お声かけくださいね。
これからの乾燥しやすい季節を上手に乗り切っていきましょう!